ナチュログ管理画面 アウトドア アウトドア 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2018年02月11日

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

オプティマス96、プリムス96、ラディウス20などの「ヴァポライジングチューブ」を新規製作!

自身のコレクターアイテムにも何台もの燃焼がまともでない96、20などがありますが、悩みの種と思っている方も少なくはないかなと思います。これでしばらくの間お蔵入りだった96系のケロシンストーブも出番も多くなります!すべてめでたく復活させることが出来てうれしい限りです!

長年に渡り、「96ストーブ」のノズル変形による赤火、炎の偏りに悩み続けていました。何とか解消しようとの思いから遂に、ずっと温めていたジェット交換可能型ヴァポライジングチューブの製作がようやく実現化しました。当店のお客さんにも製作完成を待っていた方が多く居られます。

販売出来る物を作るまでには、何個ものサンプルを作り、赤火解消に色んな機種で何度も燃焼テストを繰り返しました。

OCSSヴァポライザーチューブ96に換装することで、炎の偏りや赤火がほとんどの場合で解消されます。
製造年代でのヘッドの形状、ヘッドの空気穴の変形、バーナープレートの劣化・錆びによる変形、さらには、環境(気温、湿気、時期)では、燃焼状態が微妙に変化することが判明しました。最大火力でもきれいなブルーフレームで燃焼する個体や中火までは、きれいにブルーフレームで燃焼しながらも最大火力時では、僅かな赤火が出る個体など96系の燃焼は、それぞれです。

これらを考慮しても完成したヴァポライザーでの燃焼は、炎が大変安定し、赤火の軽減がほぼ実現されています。純正品のヴァポライザーは、ジェット一体型であり、プリッカーで突き続けると必ず、摩耗してノズル径が大きくなり、変形し赤火や偏りが見られました。
尚、ニップルの製作過程において個体差が多少なりとも生じていますので微妙な燃焼の違いが生まれますが、許容範囲としております。

本品は、ジェットを交換可能型にすることで炎のトラブルとは、離脱出来るメリットが生まれました。


※クリーニングについて・・・・
プリッカーは、付属していません。ガスランタンやケロシンランタン用の細いプリッカーを使うと穴が大きくなりません。
間違っても96用やストーブ用のプリッカーは、使用出来ません。


ニップルは、別売りで用意しています。
装着のニップルは、基本0.25mm、オプションで、0.23mm/0.24mmが用意出来ます。


※ヴァポライザーチューブの食い込みによる固着について・・・
現在までのところ、食い込みで外れなくなる事態は、ありません。どんなに燃焼させて放置しておいても固着は、ありませんでした。
今後、ないとも言えませんが、テーパーの精度が良いので固着しにくいようです。万が一、固着した場合でもチューブ下の六角にスパナを噛ませてヘッドを持ち捻り回せば簡単に外れます。



新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」


新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」
チューブの長さは、色々ですが、平均的な物で作りました。五徳との兼ね合いも今のところ問題なさそうです。

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」
オプティマス96のヘッド。

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」
ヘッドによる個体差がありどうしても完全な赤火解消とは、言えませんが、鍋を乗せると空気量が変化して著しく改善します。


純正の変形したヴァポライザーでの酷い片火と赤火 ↓
新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」
新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」


このように改善しました。↓
新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」



新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

新商品 「OCSS ヴァポライザーチューブ96」

内部に「ウィックウール」をフィルター代わりに詰め込んでおり、ゴミが詰まりにくくなっています。さらに、自動着火装置の代わりにもなります!点火時のプレヒート作業で予熱前に数回ポンピングしてフィルターに燃料を染み込ませ、フィラーキャップのリリースバルブを閉めた状態で予熱を行えばフィルターに染み込んだ燃料が気化ガスに代わり、ジェットからガスが噴出して予熱消火前に自動的に点火に至る事が出来るようになります。これにより面倒な予熱後のポンピングからの点火作業がなくなり、スムーズな点火に至ることが出来ます。





このブログの人気記事
コールマン 5404 ピクニックストーブ改造
コールマン 5404 ピクニックストーブ改造

Primus No.96 メンテナンス
Primus No.96 メンテナンス

Primus 210 修理&燃焼テスト
Primus 210 修理&燃焼テスト

ローラーバーナーヘッド交換
ローラーバーナーヘッド交換

Primus 71 L Camping Stove Vintage Made in Sweden
Primus 71 L Camping Stove Vintage Made in Sweden

同じカテゴリー(OCSSスペシャルパーツ&ツール)の記事画像
Phoebus  ホエーブス ニップル 
#2509 高性能・高精密なニップルの完成
ニップルレンチ
コールマン用チェックバルブレンチ最新版
同じカテゴリー(OCSSスペシャルパーツ&ツール)の記事
 Phoebus  ホエーブス ニップル  (2018-11-14 18:18)
 #2509 高性能・高精密なニップルの完成 (2018-10-23 20:09)
 ニップルレンチ (2018-09-30 09:51)
 コールマン用チェックバルブレンチ最新版 (2017-04-02 09:29)